血液と血管のしくみ
サラサラ血液が、若さと健康の秘訣
血液の汚れが血管を傷つけ血管の老化をはやめる。
人間の血管は、20才をすぎると老化が始まるといわれる。血管は年齢とともに弾力性が
低下し、しなやかさをうしなっていき、そのスピードを速め、実年齢以上に血管を老化させ
体にダメージを与えてしまうのが血液の汚れです。血液は血管を通って体の隅々に栄養や酸素を届け、老廃物を回収する。きれいな血液がスムーズにながれていると、細胞はみずみずしくなり、新陳代謝が促進され、体は健やかに保たれます。しかし血液が汚れると、血管
は痛み不調が体の中で起こります。そして汚れが慢性化すると、肥満や、糖尿病、高血圧動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす大きな原因となる。
血液、血管の不調が原因の病気
血液の汚れは偏った食事や過食、運動不足、ストレスの他、からだのバランスやリズム
を崩す生活習慣が大きな要因です。こわいのは血管や血液は、状態が悪くなっても、始め
は自覚症状がない事です。日本人の死因の1位は癌で全体の3割、2位が心疾患、3位が脳血管疾患、心疾患と脳血管疾患の原因は動脈硬化であることが多く、血管、血液のトラブルが原因で起きる病気が、死因の隠れ1位
しなやかな血管の中をサラサラと流れる血液、これが若さを保つ大きな秘訣。
生活習慣や体の状態、症状をチェック
こんな症状。生活習慣ありませんか
症状チェック
1 慢性的な疲労感がある
2 肩こりがひどい
3 時々頭痛がする
4 物事に集中できない
5 髪がバサバサしてつやがない
6 イライラする
7 肌があれている、くすんでいる
8 冷え性である
複数項目で症状が長く続くようなら検査
生活習慣チェック
1 タバコを一日10本以上すう
2 お酒を毎日たくさんのむ
3 甘いものをよくたべる。
4 外食がおおい
5 清涼飲料水を好んで飲む
6 肉料理や揚げ物が好き
7 野菜をあまり食べない
8 運動をあまりしない
当てはまる項目が多い人ほど、血液の汚れが進んでいる可能性大です。
朝起きたら、すぐコップ一杯の水を
水分不足は血栓の原因に
血液中に水分が足りなくなると、血液がどろどろになります。血液の水分補給には、水を飲むのが一番です。日ごろ、栄養バランスに子を配っている人でも、意識して水分補給をしている人は少ないのではないでしょうか。水分不足がこわいのは、血液の粘り気が増すことによって血栓が出来、心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなることです。喉の渇きを感じなくての一日1.5~2ℓの水分を補給する習慣をつけましょう。
心筋梗塞や脳梗塞は午前中に起こりやすい
血管が詰まることによって起きる心筋梗塞や脳梗塞は、起床後から午前中に起こりやすいと言われています。朝は、体が一日の活動をはじめるために、血圧が上昇する時間帯であり血管に負担がかかりやすいからです。
そこで起床後すぐにコップ1杯の水を飲む事。就寝中に汗として排出された水分を速やかに補う事が出来ます。
水道水でもかまいませんが、汗をかくとカリウムやマグネシウムなども失われるので、ミネラルウオーターがおすすめです。
血管とは 血液とは
心臓から送り出された血液は、わずか20秒20秒で全身をめぐり、再び心臓へもどります
徐じょにでなく突然血管がつまって酸素の供給がとまると、脳で4分、心臓なら3時間で細胞が酸欠で壊死してしまいます。
血液は何から出来ているの
病院などで見られたことがある思いますが、採血した血液を暫く置くと試験管の中で上のほうが透明に透けて見えるのを見たことがあると思いますが、それが血漿といいます。
血漿とは栄養素やホルモンなどを全身に運ぶ成分で、血液の約40%を占めているといわれています。中性脂肪やコレステロールなども運ぶ。血液を固める作用がある。
赤血球とは酸素を全身に送り届け、二酸化炭素を回収する。赤血球同士をくっつきやすくして、ドロドロの血液の原因をつくる。
血小板とは血液を7固まらせて出血をとめる。この血液の固まりが血栓になる。
白血球とは進入したきた細菌を食べたり、ウイルスの抗体をつくったりして、体を守る役目。
血小板と血栓の関係
指を切って出血しても血が止まるのは、血小板が傷口をふさいでくれるからです。血液が血管外出ると数分のうちに固まりますが、血管の中を流れる血液は、通常は固まる事はありません。しかし、血管の内壁に傷ができて、血小板が凝集すると、それに伴って血液の固まりが出来る事がありまあす。これが血栓です。そして血管が狭くなったところに血栓が出来ると血管がつまってしまいます。
血液の量ってどれぐらい?
血液の量は体重の7~8%といわれています。体重60kgの人だと5000ml近い血液が流れている事になります。その役三分の一が出血で失われると、危険がおよぶといわれています。
サラサラ血液の大敵
悪玉コレステロール(LDL)
増えすぎたコレステロールが血管を狭くする。
コレステロールは、その多くが肝臓で生成されていますが、食品からも補給されています。
肝臓は、食品からの摂取量が多くなると生成をストップしてその量を適正に保とうとします。しかし摂取量が過剰になると調節が利かなくなるため、、血液中にコレステロールが増え血管に害をおよぼしてしまうのです。
このようにして悪玉コレステロールは血管にダメージをあたえます
1 コレステロールはたんぱく質と結合してLDLとなり血管にはいる。
2 血管壁の傷からLDL(悪玉)がはいりこむ。
3 LDLは活性酸素と結びついて酸化LDLになる。
4 白血球の一種であるマクロファージが酸化LDLを取り込んで処理する。
5 マクロファージの残骸が血管壁に付着し、粥状の固まりをつくり、血管を狭くする。固まり
が大きくなるとさらに血管を傷つけ、それを修復しょうとして血小板が集り血栓をつくりま す。血栓ができて血管はさらに狭くなり血液の流れが悪くなるのです。
HDL(善玉)コレステロール
善玉コレステロールとよばれ、血管壁にこびりついた悪玉コレステロールを回収します。
善玉コレステロールによって、血液中のコレステロールの量は常にバランスが保たれて います。悪玉コレステロールが増えすぎると、善玉コレステロールはそれを回収できなくなり取り残された悪玉が酸化LDLとなり、血管壁にたまってしまうのです。
中性脂肪
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jジェネリック医薬品ってどんな薬
近年テレビなどでジェネリック医薬品のコマーシャルが良く流ており、ジェネリック医薬品の薬を買うと単価が安いと言われています。ではジェネリック医薬品ってどんな薬だと思いませんか?ジェネリック医薬品や新薬ってなんのこと?
ジェネリック医薬品とは
新薬の特許期間(独占販売期間)満了後に製造、販売される薬で、後発医薬品ともいわれています。同じ有効成分で新薬に比べ低価格となります。
新薬とは
新しく開発された薬で20年から25年の特許があります。研究開発費に莫大なお金がかかるので薬の値段が高くなります。
ジェネリック医薬品はどれくらい安いの?
薬によって差はありますが、価格は平均すると新薬の役半額です。
効き目は?安全性は?
ジェネリック医薬品の品質は薬事法により、さまざまな厳しい基準をクリアして開発、研究販売されていて新薬と同等です。むしろ新薬の特許期間中に多くの患者さんに使用されているため、効き目や安全性が確認されています。「安いから品質面で一寸心配で・・・」ではなく、むしろ長く使用された成分を使った実績ある薬なので安心といえます。
やっぱり新薬が・・・というケースもあります。
原因や治療法などがはっきりわかってない病気に有効なものが新薬です。今迄手術でしか治せなかった病気や、がん治療、
高度先進医療などには、新薬が大きく貢献しています。
ジェネリック医薬品利用促進のために
薬の事をもっと分かりやすく
17年からはジェネリック医薬品を一般の人に知ってもらうためにテレビや新聞での広告が始まりました。
平成15年6月厚生労働省から全国の国立病院および療養所にジェネリック医薬品の積極使用を促す通知が出された。その為現在では大学病院や国立病院が先行して導入しています。
今迄ジェネリック医薬品は知名度がない、医者が名前を知らないので使いにくいなどの理由でなかなか普及しなかったようです。
医療機関がジェネリック医薬品を積極的に使わない理由のひとつに薬価差益の問題があります。高い薬を処方するほど薬価金額の差額が大きくなり、収入増となるからです。
我々患者側が勇気をもって、ジェネリック医薬品を希望し、国がジェネリック医薬品の普及施策を打ち出せば、ジェネリック医薬品がつかわれるようになるでしょう。
アメリカでは52% イギリス52% ドイツ46% 日本16% 医療先進国では当たり前にジェネリック医薬品が普及しています。
保険新報社より
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