寂光院は天台宗の尼寺で、聖徳太子が父の菩提を弔うために建立。初代の住職は聖徳太子の乳人玉照姫以後貴族の姫らが法灯を守り続け、平清盛の息女であり高倉天皇の皇后、安徳天皇の母である建礼門院が、平家一門と我が子安徳天皇の菩提を弔い終生を過ごされた。
大原の地一帯は天台声明(仏教音楽)の修行の地として信仰を集めた場所。門跡寺院とは、皇子皇族が住職になられたお寺で三千院は宮門跡寺院。
常盤御所と呼ばれ門跡は華道の常盤未生流の家元を代々継承。歴代の門跡は内親王が御住院された。↑の五葉の松は代々の宮様が植えたそうで500年以上。ここでは尼僧さまの法話をきくことができた。
ゑんま様怖い顔から地獄の支配者のように思われていますが、実は人間界を司る私たちに最も近い仏様。死んでしまった人間を、あの世のどこに送るかを決める役目を担っておられる。ゑんま様は、人間を三悪道に行かせたくないために、怒りの表情で、地獄の恐ろしさを語り嘘つきは舌を抜くと説いて下さっている。平民は死んでも風葬ほったらかしでうじ虫がわき病原菌で町は死滅状態。浄化のため土にうめ石を乗せたのが現在のお墓の元になっているとのこと。ここでも尼僧さまから法話を聞くことができる。
重要文化財で高さ6メートル。紫式部の不遇な生涯を弔って建立された供養塔と伝えられています。