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お元気ですかU(1)
骨の健康度チエック
測ってみよう骨密度
   
1 検査はあっという間

 X線や超音波などで、手、腕、足、腰、など体の一部を調べる方法がほとんど
 服を着たまま短時間ですみます。検査は整形外科、婦人科、自治体の保
 保健所などで受ける事ができます。
2 骨密度は加齢とともに減少します
 骨密度を」測定し、同年代の」平均と「比較する事で骨の強さを知る事ができます。
 骨密度は女性の場合は40歳代後半から、男性は60歳頃から下がり始めます。
3 定期的に測ろう
 骨密度はバランスの良い食事や適度な運動などができているかどうかの
 バロメーターでもあります。 
 なるべく定期的に検査を受けて骨密度の変化を確かめて
 減少をゆるやかにする対策をとるようにしましょう。
骨密度が低くなる生活、骨粗しょう症になりやすい体質
栄養不足運動不測は骨粗しょう症の原因に

硬くて丈夫なイメージがある骨ですが、骨は常に生まれ変わっています。そのため運動不足や栄養不足、ホルモンのバランスのくずれなどがあると、代謝がうまくいかなくなり、骨がもろくなってしまいます。この状態が進むと骨粗そう症となり、腰が曲がる、背が縮む、骨折しやすくなるなどの症状があらわれます。高齢者の場合、骨折すると寝たっきりになるケースも少なくありません。

丈夫な骨でずっと元気に

骨粗そう症の患者は、約10人に一人、全国に1、100万人いると推計されています。しかし、骨折するまできずかないケースも多く、実際治療を受けている人はおよそ200万人
しかいないといわれています。
もともと男性より骨量が少なく、ホルモンの影響を受けやすい女性に多い病気です。
とくに閉経後の女性は気をつけましょう。。
コツコツ貯めよう骨密度
食事で骨を強くするには?
1 乳製品でカルシウムを摂取
カルシウムを含む食品の中でも、牛乳や乳製品は特にカルシウムの吸収率が高く、効率よくカルシウムを摂取できる食品です。牛乳を飲むとおなかをこわしてしま方は、ヨーグルトやチーズなどの発酵食品をためしてみるといいそうです。
2 ビタミンDも一緒に
大豆製品もカルシウム吸収率の高い食品です。葉野菜なら小松菜、大根の葉、チンゲンサイ、モロヘイヤ、にもカルシウムが多く含まれています。又カルシウムを体に吸収させるためには、ビタミンDが必要です。ビタミンDは干ししいたけやきくらげなどに多く含まれているようです。
3 嗜好品はほどほどに
栄養バランスの良い食事を基本に、カルシウムの多い食品をまんべんなくとりいれましょう
アルコールやコーヒに含まれるカフェインには、利尿作用があるため、多量に摂取するとカルシウムが尿から排出されるのを促進する可能性があるので気をつけましょう。
運動で骨を強くするには?

1 ストレッチで柔らかい関節づくり
筋肉や関節は、何時も適度に動かしてないと固くなってしまいます。
運動の前後や、早起き、寝る前などにストレッチを行い、体をほぐしておくとよいでしょう。
血行がよくなり肩こりが緩和すると言う効果や、間接の可動域が広がる事によって転びにくくなる効果が期待できます
2 スローペースの運動を習慣に
運動習慣の無い人が急に激しい運動をはじめると、筋肉や関節を痛める原因になりますから、無理なく出来るものを選びましょう。太極拳やヨガなどは、ゆっくりとした動きで
骨に負担をかけられ、腰やひざを痛めにくいのでいいそうです。
ラジオ体操や水中ウオーキングなどもいいそうです。
3 毎日なるべく動く
運動によって全身の血行が促進されると、カルシウムの吸収が高まり
骨をつくる働きが活発になります。又、骨に刺激が加わる事で骨代謝にかかわる
ホルモンが増加するともいわれています。骨を強くするだけでなく
運動はさまざまな生活習慣病予防に役立ちます。体をよくうごかし
アクテイブな老後をめざしましょう。
運動でためる
あと30〜40分歩きましょう
骨は適度な負担をかけることで強くなるので、運動は骨密度を高めるためにかかせません
歩数を増やすだけでも効果が期待できます。目標は一日8000〜1万歩ですが
歩く機会の少なくなった現代人の平均的な歩数は6000〜7000歩とされています。
10分で1000歩と考えて後3000歩を補いましょう。
生活の中で歩数を増やすには?
エスカレータより階段を          一駅前で降りて歩く
駐車場では距離のある場所に駐車  掃除や庭仕事をこまめに
日光浴は良い?悪い?

カルシウムの吸収を助けるビタミンDは太陽の光によっても作られます。通常の生活で
浴びる量で効果は十分ですが、余り外に出ない人は、一日20〜30分程度木陰などで
光をあびましょう。紫外線には目や肌の老化を促進するという害もありますから、直射日光を
長い時間浴びるのは避けたほうが賢明です。
食事で貯める
毎日あと200gのカルシウムをとりましょう
日本人のカルシウム摂取量は,一日540mgです。健康を維持するための目安量は、700mg
(男女とも50〜69歳の場合)ですが、骨粗そう症予防のためには800mgが推奨されています
不足分を補うためにカルシウムを多く含む食品を上手に取り入れ、毎日200mg摂取することを心がけたいですね。
めざし3尾      シラス40g        小松菜133g    にんじん3本
認知症サポーター養成講座に参加して
 はじめに超高齢社会を迎えようとする日本にとって重要課題の一つとされています。85歳以上では4人に1人が症状があるといわれているそうです。
かいつまんで記したいと思います。
認知症の人が記憶障害や認知障害から不安に陥り人間関係が損なわれ、かぞくが疲れきって共倒れしてしまことが多々あります。しかし、周囲の理解と気遣いがあれば穏やかに暮らしていく事は可能だそうです。
そのためには地域の支えあいが必要で、認知症についてただし知識を持ち認知症の人や家族を支える手立てを知っていれば「尊厳ある暮らし」を皆で守る事ができるとの事。
認知症サポーターとして
 皆で認知症の人とその家族を支え、誰もが暮らしやすい地域をつくっていく「認知症を知り地域を作る10ヵ年」キャンペーンが始まり、その一環である「認知症サポーター100万人キャラバン」では認知症を理解し、認知症の人やその家族を見守る、認知症サポーターを一人でも増やし、安心して暮らせる町づくりを市民の手で展開していく事を目的につくられたようです
認知症サポーターとは
認知症サポーターのできること
 まず、認知症について正しく理解し、偏見を持たず、認知症の人や家族に対して温かい目で見守ることがスタートのようです。
認知症サポーターは「なにか」特別なことをやる人ではありません。
認知症を理解した認知症の人えの応援者です
だれでもなりうる病気なので、他人ごととして無関心でいるのではなく「自分たちの問題である」という認識を持つ事が大切だということです。
「温かい目でみまもること」から一歩すすんで地域や職場などで認知症サポーターとして何が出来るかをまなんだ。
 認知症を理解する。
1 認知症とはどういうものか
 いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったためにさまざまな障害がおこり、生活する上で支障がでる状態
認知症を引き起こす病気のうち最も多いのは、脳の神経細胞がゆっくり死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気です。よく耳にするアルツハイマー病、前頭、側頭型認知症
レビー小体病など
 続いて多いのが脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経の細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり神経細胞が死んで神経のネットワークが壊れてしまう脳血管性認知症
脳血管障害は日常生活食生活である程度は予防できます。

   健康な脳        脳の細胞が死んで萎縮   血管がつまって一部の細胞が死ぬ
               アルツハイマー病      脳血管性認知症

2 認知症の症状
 脳の細胞が壊れる事によって起こる症状が、記憶障害、見当識障害、理解、判断力の低下、現実を正しく認識できなくなる。
症状1 記憶障害

    若いとき                正常な老化             認知症            進行すると

                覚えるのに手間がかかる    覚えられない        覚えていた事を忘れる
 大切な情報   関心のある情報    ○ 無駄な情報 
症状2 見当識障害 →見当識障害は記憶障害と並んで早くから現れる症状です。
まず、時間や季節感の感情が薄れる事から
進行すると迷子になったり、遠くに歩いていこうとする
人間関係の見当識はかなり進行してから
症状3 理解判断力の障害 →具体的な現象では次の変化がおこります。
@考えるスピードが遅くなる
A二つ以上のことが重なるとうまく処理できなくなる
B些細な変化、いつもと違うできごとで混乱をきたしやすくなる  
C観念的な事柄と、現実的、具体的な事柄が結びつかなくなる


症状4 実行機能障害
計画を立てて手配する事ができなくなる
症状5 感情表現の変化
認知症になるとその場の状況が読めない
ときとして周囲の人が予測しない、思いがけない感情の反応をしめします。それは記憶障害や理解、判断の障害のため、周囲からの刺激や情報に対して正しく解釈できなくなっているからです。
 周辺症状とその支援
元気がなくなり、引っ込み思案になることがある

自身を失いすべてが面倒に
 認知症の症状がでてくると、周囲がきずく前から、ほんにんは漠然と気がついています。
意欲や気力が減退してるようにみえるので、うつ病とよくまちがえられます。

将来の望みを失ってうつ状態になる場合も
 能力の低下を強く自覚し、自ら認知症を疑って将来に望みをなくしうつ状態になることもある。
うつ状態にあるときは周囲からのがんばれが負担になるので注意が必要です。
身の回りのことに支障がおこってくる
排泄の失敗を例に認知症が進行すると、入浴、排泄、更衣、食事など基本的な生活動作に援助が必要となってくる。排泄の失敗は本人にとっては非常にショッキングなできごとですが周りの対応でプライドを傷つけずにすみます。
排泄の失敗は1つではないことを理解しておくことが大切です。

@トイレの場所がわからなくなる

「場所の見当識障害、はじめは夜間だが、その後は日中でもわからなくなる」

A衣類の着脱に手間取って汚してしまう
「脳血管性認知症で運動障害がある場合、
アルツハイマー型認知症で更衣がうまく出来なくなっている場合など」

B切迫するまで尿意、便意を感じなくなる

C尿意、便意を全く感じなくなる

最初に起こるのは@かAです
@ではトイレの場所をわかりやすく、風呂場、玄関のたたきなど、トイレと間違えやすい場所のドアをかくす。
夜間は、廊下の電気の明かりをつけておく。

Aの場合は脱ぎ着に時間のかからない衣類で着慣れているものにする。
ちょっとした工夫である程度は解決します。

Bの場合は排尿、排便の周期を観察して定期的にトイレの誘導で対応できます。

Cはおむつがひつようです。
※排泄の失敗には前立腺肥大や膀胱炎など、身体の病気が原因のこともあります。
周囲の人が気をかける必要があります。
周囲の人が疲弊する精神症状
しまい忘れから、もの盗られ妄想へ
 大事なものをしまい忘れるのは認知症の人なら多くの人に起こる症状です。
「通帳がなくなった。そばで世話している人が「盗んだ」など妄想がみられます。
これは、物忘れという中核症状に、自立心が強いと言う性格や、家族に迷惑をかけているという状況が影響して起こる周辺症状です。
なくしたものが出てくればそれでおさまる妄想ですから、周囲の人は余り深刻にならず、疑われている介護者疲弊しないよう真理的な支援をする事が大事です。
こういう妄想は、時期がくれば自然にみられなくなります。

もの盗られ妄想がより複雑な妄想になることも
 妄想的になりやすい素質を持った人にストレスがかかったときに、単純なもの盗られ妄想から「嫁は家の財産をねらっている」とか「家をのっとられる」といった妄想に発展します。
これは、「妄想的になりやすい」素質が深く関与しているので、妄想を治療する向精神薬が効果をあげることがすくなくありません。妄想の対象になっている人を守るためにも、本人の症状を軽減するためにも、認知症をよく理解している専門医に相談することが重要です。

認知症の診断・治療

早期診断、早期治療が大事なわけ

認知症はどうせ治らない病気だから医療機関に言っても仕方ないという人もいますが、これは誤った考えです。認知症も早期受診、早期診断、早期治療は重要です。

治る病気や一時的な症状の場合がある。

 薬の不適切な使用が原因で認知症のような症状が出た場合は、薬を止めるか調整すれば回復します。ところが、こうした状態のまま長期間放置すると、脳の細胞が死んだり、機能不全に陥って回復が不可能になります。一日でも早く受信する事が大切です。

早い時期に受信することのメリット

 アルツハイマー型では薬で進行を遅らせる事ができ、早く使い始めると健康な時間を長くする事が出来ます。
病気が理解できる時点で受診し、障害が軽いうちに障害が重くなった時の後見人を自分で決めておく(任意後見制度)等の準備や手配をしておけば、認知症であっても自分らしい生き方を全うすることが可能です。

初期は専門の医療機関の受信が不可欠

 認知症の診断は初期ほど難しく、高度な検査機器と熟練した技術を要する検査が必要
専門の医療機関への受信が不可欠です。

受信の内容

 CT、MRI、脳血流検査などの画像検査、記憶、知能などに関する心理検査に加え、認知症のような症状を引き起こす身体の病気でないことを確認する検査を行います。
認知症の治療

アルツハイマー型は薬でしんこを遅らせることが出来る

 「塩酸ドネベジル」と言う薬が広く使用されている。衰えた海馬の進行を遅らせることができますが、脳の細胞が死んでいくスピードを遅くしたり止めたりする作用はありません。

脳血管性認知症は進行を止められることもある
 脳血管障害の再発や身体の病気、環境の激変など大きなストレスによって階段を落ちるように進行が多いので、環境の変化「が起こってしまった時は、一人でストレスにさらされないよう保護的に支援する事が重要


認知症の予防についての考え

発症のリスクを少なくする 
 脳の細胞が何らかの原因で壊れてしまうことで生じ、加齢が最も大きな要因です。
このため認知症は防ぎようがないとおもわれがちです。しかし、認知症の2割を占める脳血管性認知症の予防には、高血圧や高脂血症、肥満などの対策が有効。

認知症の半数を占めるアルツハイマー病でも、生活習慣に(運動や食事)気を配る事で
発症や進行を遅らせることができる。

脳の活性化を図る
 脳の活性化には、いろいろな方法がありますが、大切なのは楽しく行う事
仲間と一緒に昔の遊びや仕事などを語る回想法、音読や計算などの学習、音楽や絵画など趣味活動を通じ仲間と楽しく過ごすなかで、前向きに生きる意欲が湧いてきます。
強要するのはストレスや自信喪失につながり、逆効果の場合も少なくありません。

認知症介護をしている家族の気持ちを理解する

 家族の誰かが認知症になったとき、誰しもショックを受け、とまどい、混乱に陥ります
介護者の心理スッテップでいえば、まず、第一、第二、のステップを経験することになります
認知症の人の「あるがまま」を受け入れられるようになるためには
介護者の気持ちの余裕が必要です。
第一ステップ
とまどい・否定

異常な言動にとまどい、否定しょうとする。
他の家族に打ち明けられずに悩む

おかしな言動を示し始めた親や配偶者に対する家族の最初の反応は
「あんなにしっかりしていた人がまさか」というとまどい、否定です。
長年いっしょに暮らしてきた人を認知症と認めることはその人の
人格を全否定するかのように感じられ、正面から見ることにとまどいを覚えます。
異常な言動にきずいても、それを他の家族に打ち明ける
べきかどうかで悩むのもこの時期の特徴です。
第二ステップ
混乱・怒り・拒絶

◆認知症への理解の不十分さからどう対応
  してよいかわからず混乱し、些細な事に
  混乱して腹を立てたりしかったりする。

◆精神的・疲労困窮・拒絶感・絶望感に
  陥りやすい最も辛い時期。

異常な言動を増幅させる認知症の人に対して「もう顔も見たくない」と
拒絶する態度とってしまうことも珍しくありません。
混乱と苦悩は家族全体にひろがります。毎日の苦労と
何時まで続くのかと言う不安が重くのしかかり、絶望的な気分へと追いつめられます。

もう家族だけで問題を抱え込む段階ではありませんので、医療や福祉の相談窓口を訪ね
診察を受け、介護サービスを利用すれば、認知症への理解が徐所に進み、対応方法もわかってきます。
第三ステップ
割り切り
◆怒ったり、イライラしてもなにもメリットはないと思い始め
  割り切るような時期

◆症状はおなじでも介護者にとっても「問題」としては軽くなる。

  さまざまな情報や経験によって、次第に認知症介護に精通してきます。
  医療、福祉や地域社会から適切に援助、協力を得れば在宅介護でやっていけるのではないか
  という気持ちに変化しはじめるのもこの段階の特徴です。
第四ステップ
受容
◆認知症に対する理解が深まって認知症の人の心理を
  介護者自身が考えなくてもわかるまでになる。
◆認知症である家族のあるがままを受け入れられるようになる時期

  認知症の人の心理を介護者自身が自然に受け入れられるようになります。
  認知症の症状を含め家族の一員としてあるがままを受け入れていく姿は認知症というきびしい
  経験を通じて介護者が人間的に成長を遂げた証といえるでしょう。
  終わりに
  誰でもなりうる病気で、認知症予防には人と会話を持つ事、寝たきりにならないように普段から
  運動に心がけ、生活習慣病にならないようにする事が大切であり
  生活習慣病を予防することにより、脳血管性認知症はある程度防ぐ事ができるという事。
  話を聴く機会があり、聞くだけにとどまらず、毎日少しづつ実行する事が必要だという事を
  改めて思い知った気がする。